温暖の安比高原(前編)

2008-12-20 (土)
- 紀行文/東北地区

毎年恒例になりつつある年末の安比高原ボードツアー 4年目。
今年も出陣してきました。

メンバーは年々増え続け今年は総勢13名。結構な大所帯。
4年前に始まったこの企画。当初は全員独り身(※1)だったものの、4年も経つと時代は変わるもの。

(※1)独り身……結婚はおろか相手すらいないという完全独身状態

このツアーをきっかけにつき合いだし結婚までこぎつけた人。他で相手を見つけつき合っている人。全く変わらないのは自分ぐらいか。ま、いつものことですけどね。

例年通り19時に東京駅に集合し、これまた例年通り臨時列車で目指すは岩手県--。
今年はどんなイベント(※2)が待っているのか……期待に胸が膨らみます。

(※2)どんなイベント……あらかじめ断っておきますが、これまた例年通りです。

まず落ち着け、話はそれからだ

まだまだエネルギーの備蓄が十分ある行きの新幹線。
みんなと談笑している際に途中駅で汗をふぅふぅ掻いているオッサンが乗ってきた。息をふぅふぅ切らせながら通路を歩く。
……そして、我々の席の横で立ち止まった。

「………………?」
全員で頭の上に「はてなマーク」を浮かせていると、そのオッサン自分のチケットを見比べながら「ここ……」何か言いたげそうだった。

早い話が「なんで俺の席にお前らが座っているんだ」というありがちなもの。
おっさんのチケットを見せてもらうと16号車と書かれている。ちなみにここは6号車。事情をご説明申し上げた。

「……で、ここ何号車?」
「6号車です。切符にあるのは16号車です」
「(ふぅふぅ……←息を切らしている)え?」
「いや、だから。ここは6号車なんです。16号車はずっと向こうです」
「……ここ何号車?」
「………………………………。」 (以下、ループ)

3、4回ほど説明してようやく判ってもらえたようだ。おっさんは再びふぅふぅ息を切らせながら他の車両に消えていった。

……今にもぶっ倒れそうだったけど大丈夫か?

雪の前哨戦

新幹線は無事に盛岡駅に到着。
さすがに岩手は寒い。ホームに下りれば身が竦む。

JR職員が「ようこそ安比高原へ」と書かれた巨大な横断幕を広げて笑顔で出迎えてくれる。
毎年のことながらこれを見ると「安比に来たぞ」と気持ちが高まってきて、感動で胸がいっぱいになります。

我々のような客は地元岩手県にとって大切であると同時に、ツアーを企画しているJRにとっても大切であろう。地元と一体となっている姿勢に感動を覚えるのかもしれません。
実際のところ職員の方たちは「こんな夜遅くに出迎えなんて、やってらんねー」など思っているかもしれません。しかしそんなこと推し量っても意味がないし、ここは素直に好意を受け取っておくのが吉。

ところで盛岡駅周辺で積もった雪にお目にかかれるかは重要です。
ここで雪を見つけられれば安比高原は間違いなく大雪。言わば雪の前哨戦。

ちなみに今年は負け戦(※3)。

(※3)負け戦……雪ゼロ。

1年目は盛岡駅からバスに乗るまでの間で初滑りをしたものですが……果たしてどうなることやら。

雪なし、人なし

夜が明けて、1日目。
ホテルのカーテンを開けて外を見て唖然。全ての準備を完了し、外に出てみれば……目の前は見事に草

(まさかこれほどまでに雪がないとは……)

ちなみに過去4年間の安比高原は、

安比高原 fig.4年前(2005年)
安比高原 fig.3年前(2006年)

(昨年の写真はサーバが飛んだため紛失)

安比高原 fig.今年

「10年後には北海道でしかボードできないんじゃないの」
これはN地君の言。例の温暖化のせいではないと思いたいが、彼の言葉を冗談と笑い飛ばせない気もします。

そしてこの時期の安比高原は何が良いかって、やはり人がいないこと。
ちょっとマイナーなコースを選べば、ほとんど誰もいない。まさに貸し切り状態。まだまだ下手な自分にとっては人がいないことは何よりも重要。スノーボードしかし、サーフィンしかり。

安比高原 fig.ザイラーゲレンデから望む

隣国不在

S田君に言われて初めて気付いたのですが、今年はヤツらの姿が見えない。
ここ数年は凄まじい。ホテルで飛び交う言語は外国語。特に目立つのは中と韓(※4)。ここニッポンですよね?

(※4)中と韓……連中は声がでかいのですぐ判る

円高の影響がこんなところにまで顔を覗かせているのが印象深い。もっとも円高以前に金融危機という噂もありますが。
……道理でゲレンデが静かなわけだ。

えこひいき

幼稚園の行事で合奏があったとき、私はどうしても大太鼓をやりたかった。
ところがその大太鼓希望者は私のほかにもう1人いたのだった。そして彼は人気者だった。
教師は特に理由も告げず一方的にトライアングルを担当するようにと私に命じた。
納得できなかった。不当な扱いだと幼い心に感じた。結局本番では涙を飲んでトライアングルを叩かねばならなかった……。

何十年も前の出来事なのに今でも時々思い出しては胸が痛む。それほど心の傷は深い。

………………………………。

ボードをはじめて2回目の後輩H君は、1年間のブランクを経て今回が2回目の安比参加。
つまり昨年と今年の安比ツアーのみがボード歴となる。

ところがそのH君が滅法上手い。2回目にして早くも左右にターンをきりながら斜面を下りてこられるほど。
人間努力の持続が大切とは言うが、スタートにおいては素質がここまで差をつけるのか、と羨んでしまうほど。

しかしこのH君への接し方がみんなで至れり尽くせり。「いきなり山頂は辛いだろう」と労ったり、ボードのプロS賀君は「俺が面倒みますよ」と専属コーチまで買って出る。
確か自分のときは初日から山頂に誘拐されて七転八倒した挙げ句、足の親指の爪がごっそり剥がれて泣いた黒歴史(※5)が……。

(※5)黒歴史……多少脚色してあります。

そのことをついボソっと訴えたら、
「それは(あなたが)そういうキャラだからじゃないですか」
「ん?その時お前は主張したのか?山頂には行きたくないですって」
Y嬢とM澤先輩の両方から突っ込まれた。というか、お二人とも私の性格をよくご存じで……。

(つづく)

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