これってどうなの?

2008-12-16 (火)
- 或る日常の風景

恒例の安比高原ボードツアーが近づいてきたので、スノーボードを宅急便の配送センターに持って行ったときのこと。
自分の中では当然のことのように思っていたのですが、宅急便に荷物を出すときには梱包には気をつけています。

結構彼らは気軽に荷物をポンポン放り投げるらしい(宅急便業界に詳しい識者談)ので、いくら安いボードと言っても荷物が破損しないように一応は専用バッグにしまい、 さらにそのバッグが汚れないようにビニールで全体を包んでから預けます。

配送センターの中に入ると、すでに先客がいた。
歳の頃は30歳代後半ぐらいか。性別男。どうやらその人もスノーボードに行くようだった。

なぜその男がスノーボードに行くのが判ったかというと男の荷物を見たからだ。
ボードに透明のプチプチ(※1)を巻いただけのソレを。

(※1)プチプチ……気泡緩衝材のこと。ちなみにプチプチは登録商標。

これは凄い。
あまりに漢(おとこ)気溢れるシンプルな包装に感動した。「配達中に鯖折りの真っ二つになっても構わぬ!」そんな気合いを見るようだった。

案の定、店員が説明し始めた。
お客様。このような包装ですと配送中にこの辺りの出っ張りが引っかかって裂けてしまうかも知れません。すると傷がついてしまうことも……云々。
するとその男、言い放った。

「丁寧に運んでくれれば済む話ですよね」

……その発想はなかったわ。

ちなみにさっきからその男の相づちが既におかしい。
「ハぁイ、ハぁイ」
なんというのだろう。文字では表現できない、聞いていて不快になる相づち。
そしてその矢先にこれだ。

「……まぁ、そうなんですけど……」
店員も困り果てていた。

凄いことを言い放つ客だと唖然とする一方で、不思議な気分になった。
自分は客自らが荷物を壊れないように梱包するのが当たり前だと思っていたが、壊れないように輸送するのが宅急便業者の仕事。 であるならば、この男の言うことも一理あるのではなかろうか。

ただ一方で、他にも運ばなければいけない荷物は山ほどある。てめぇの荷物をVIP待遇で運ばなければいけないほど暇じゃねぇんだYO!
と業者が言いたくなるのも判る。

つまりこの料金サービスでは、こんな薄っぺらい梱包の荷物の保障までは出来かねます。と言ったところだろうか。

だがこのセリフをそっくりそのまま客に言えば、どのような結果になるのか想像もつかない。
サービスは無制限と考えている連中には通じまい。

結局この店員は客に「次からはダンボールで補強して下さい」と注意だけして、客が帰った後に無言でダンボールを引っ張り出し、ぐるぐる巻きにして荷物を補強していた。
もし自分が店員だったら……どう返答しようか未だに悩む。

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