素質か指導方法か

2012-02-08 (水)
- 或る日常の風景/学級日誌

中学2年生の理科「化学変化」単元は、実験が多くて大変です。
「(準備面倒臭いから)実験のDVD見ろー!」
で済ませても良いのですが、生徒たちは実験を楽しみにしているようだし、自分も授業だけは手を抜きたくないの一心で 取り組んでいるので、日々遅くまで準備に追われているわけです。

そんなわけで、今の教科書に載っていない実験もやってしまうことがあります。
ベテラン先生の「面白いから!」というアドバイスもあって、今回マグネシウムの燃焼実験に取り組んでみた。

しかしこちらの心意気をクソガキども生徒たちは素直に受け取ってくれないわけで……。

中学校を卒業した皆さんなら、かすかに覚えているかもしれませんが、最終的には金属は酸化して質量が増加する。 その質量比は……という流れ。今の教科書は銅の酸化実験は指導するものの、マグネシウムの酸化実験はありません。
加熱して質量を測るだけ……の地味な実験では、生徒は喜びません。

やはり劇的な変化が欲しいものです。

そこでマグネシウムです。
一度マグネシウムに火がつくと、まさに目潰し状態。

マグネシウムの燃焼 fig.必殺目潰し!マグネシウムの燃焼

やろうと決めてから予備実験やら教材研究を重ねて、今日最初のクラスが実験。

ところが。
実験の前には手順とか細々した注意を指導するわけですが、困ったことに生徒たちがこちらの話を聞いていない。
私語が酷くて話を聞いていないのかと言えばそんなことはない。 比較的静かにしているものの、こちらの話が入っていかない。

かなり精査して生徒たちにたくさんを要求しないように最小限の説明しかしていないつもりだが、言った手順を全然守っていない。
当然、聞いていないのだから結果がうまく出せるはずがない。
すぐに、

「せんせー!これどうするんですかー?」

と、きたものだ。
授業の最初に説明したことを、もう1回繰り返して「最初に言ったけど」など付け加えても馬の耳に念仏状態。 頭の上に「?マーク」を浮かべている様子が容易にわかる。

挙句の果てには、うまく結果が出せないことに対してブツクサ文句を言い始める始末。

今日びの中学生はこんな我侭なのだろうか。そして話を聞けないのは、彼らの"素質"なのだろうか。
「昔は……」と懐古主義者になるつもりはないが、自分が中学生の頃はもっと人の話を聞いていたような気がする。

一方で、自分の指導方法が下手だという感じもする。
もっと生徒たちが理解できるような方法があるのではないか。
そんなことを日々悩みながら取り組んでいるわけです。

今日の実験は残念ながら負け戦。
また明日も違うクラスで実験だ。
明日こそ上手くいきますように。

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 お疲れ様。授業実践に手を抜かず、頑張っているようですね。素晴らしことだと感じます。
 私の職場の理科では、もっとひどい状況。ベテランぞろいで、素晴らしい実験実践があるものの、本校の顧客の基礎学力と状況では実施できない実験が多数。泣く泣く、本質からズレるのを承知で、見た目が分かりやすくて派手な演示に走ったり、失敗しずらい実験にしたり・・・
 本校の場合、演示実験の割合がおのずから増えますね。それでも、ワークシートを作っておき、データを1クラス全体で共有し、計算させて結論をまとめさせる。何も実験しないよりははるかにマシかも。って、こんなくらいのこととっくに実践されている上で悩んでいるんでしょうね。スイマセン。下らないコメントしました。

1. posted by sochinn_gty

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