日本の良さを感じる旅(上級国民編)

2016-02-06 (土)
- 紀行文/chugoku

旅のはじまり

そもそもの発端は大学時代の仲間で新年会をやろうという話になりました。
だいたい年1回か2回かは集まっている仲間なのですが、せっかくだからと新潟ラジウム温泉の新年会の第2弾をDr.ミズノが提案し、 一も二もなく飛びついたのですが……。

前回の旅から3年。
あのときは何かの勢いで「じゃぁ新潟で!」→「予約取りましたー」とみんなのフットワークの軽さが際立っていましたが、 この3年間で多くが結婚して子どもが生まれたりと、何も変化がないのは私だけ(´・ω・`)。
「1泊なんかできるか!」と次々に反対に遭い立ち消えになってしまいました。

結婚して子どもができるとやはりそんなものなのかと納得していましたが、ダメ元でDr.ミズノに「旅に出たい」「カニ食べたい」と シュプレヒコールを上げたら、時間がないにも関わらず今回の「日本の良さを感じる旅」を企画してくれました。

Dr.ミズノも小さいお子さんがうまれたばかり。
そんな中でも時間をやり繰りして旅に付き合ってくれたことに感謝です。
彼の企画どおり「日本の良さを感じた」今回の旅。まぁ……1泊2日のわりにはえらい金かかったけど。

信用できない男

Dr.ミズノという男は天才物理学者。学会のために海外を飛び回り、研究により数々の業績をあげ、今や1児の父にして若くして某研究機関の准教授。

大学卒業以来そんな彼の華々しい自慢話業績を幾度もなく聞いてきたのですが、未だにどーーーーも信用できません。
日経新聞に載った研究内容の記事や、准教授となった研究機関の専用研究室や、海外に行った写真とか、証拠は数え切れないぐらい見てきましたが、 彼は昔からの大法螺吹きというか虚言癖というか、話半分…いや、話3分の1ぐらいに聞いておいたほうが得策なのです。

今回の旅も羽田空港7時30分のフライトなのに「6時10分に集まってそれから飛行機の時間までちょっとくつろぎませんか?」と意味不明なメール。
そもそも飛行機は1時間集合でも、並んで荷物検査をクリアしそれから搭乗まで結構ギリギリな時間設定のはず。それがくつろぎませんか、とはこれ如何に。 また彼の大法螺吹きが始まったぞと内心思っていたのでした。

上級国民

仕事柄早起きには慣れているものの、羽田空港6時10分集合はかなりハード。
準備もそこそこに家を飛び出しました。当然朝食をとる時間はなし。少し早めに空港に着くので、空港のコンビニで買えばいいやぐらいに考えていました。

ところが……。

朝の羽田空港
fig.ここはシャッター商店街か……。

見渡す限りシャッターだらけ。
朝の羽田空港は店がやっていなかったのです。コンビニですら閉まっている有様。1時間後には飛行機が飛ぶんだぞ。店ぐらい朝4時に開けておけ!

朝からグチグチと気分が滅入っていましたが、事前に指定された集合場所「JALグローバルクラブカウンター前」を見つけ出し、荷物を置いてほっと一息ついたのでした。

朝の羽田空港
fig.フライトは7時10分。出雲行き!
羽田空港 JALグローバルクラブカウンター
fig.ここだけ周囲と雰囲気が違う……。

待ち合わせ時間になり、ふと顔を上げるとJALグローバルカウンター前にDr.ミズノ氏がいて手を振ってきました。
そしてこともあろうにさも当然の如くJALグローバルクラブカウンターにズカズカと近づいていき受付に話しかけていました。

そして私は見逃しませんでした。
受付の人が「お間違えではないですか」と言わんばかりに一瞬怪訝そうな表情でDr.ミズノを見ていた(*)ことに。

(*)Dr.ミズノは童顔なので貫禄がない

慣れた様子でクレジットカードをさっと差し出すと、受付の人はさっと表情を変え「Dr.ミズノ様。いらっしゃいませ」。
彼は正真正銘のJALグローバルクラブ会員だったのです。
彼は上級国民だったのです。

ストレスなく飛行機に乗る方法

JALグローバルクラブとは…

JALグローバルクラブ(JGC)は、以下の条件を満たされたお客さまがご入会いただけます。

・1~12月の12ヵ月間にJALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便にJMBのマイル積算対象運賃の ご搭乗で積算される「FLY ON ポイント」が50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上、 または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ONポイント以上のご搭乗実績があること。

(後略)

JALグローバルクラブ入会資格

これだけ読んでも何やらよくわかりませんが……。
Dr.ミズノ曰く「JALの飛行機を使って東京-ヨーロッパ間をだいたい6往復。または国内線だと25往復使うと入会できますよ」

……何言ってんだ。
そんなに飛行機乗れるか、ばか(*)。

(*)これだけ飛行機を利用すると年間で70万円ぐらいかかるらしいのですが、沖縄~宮古島間を利用すると安く搭乗実績を作れるようで JALグローバルクラブ会員を目指して飛行機を乗りまくって「修行」する人がいるらしい。(→修行した人のサイト)

逆に言うとDr.ミズノは学会やら何やらでそれだけ飛行機を利用しているということか……。

ここからはもう別世界。
JALグローバルカウンター横の入口からは上級国民様専用の保安検査場があり荷物検査。 普通は保安検査場は長蛇の列が出来、散々待たされた挙句やっと中に入れますが、グローバルクラブ専用はガラガラでストレスフリー。 (保安検査場の係員は特別扱いしてくれませんでしたが)

保安検査場を抜ければ「サクララウンジ」なる特別室があり、搭乗までソファーにくつろいで待つことが出来ます。
今回はどういう技かわかりませんが、グローバルクラブ会員でもない私もDr.ミズノパワーのおこぼれに預かり、ラウンジを利用させてもらえました。

おそらく一生のうち二度と足を踏み入れることはないであろう「サクララウンジ」。
感無量でした。

これが上級国民なのかぁ~

サクララウンジ
fig.落ち着いた空間でストレスなく過ごせる
サクララウンジ
fig.飲み放題とあられミックス食べ放題
サクララウンジ
fig.ビールサーバー

ビールサーバーだけ「グラスは別にお取りください」とあったので、別料金かと思ったのですが……

サクララウンジ
fig.グラスを冷やすために冷蔵庫入り……

1時間前に空港に集合したのに、なぜかのんびりくラウンジでくつろいでいる現実。
こうやって金持ちと貧乏人とで二極化が進んでいくのかと、これからの日本社会を考え少し身震いしました。

15分前に搭乗口へ行くと、当然すごい人でごった返しています。
そんな中でお子様連れの客の次に、グローバルクラブ会員は優先搭乗。順番を待っている人を尻目にばいばーいと飛行機の中へ。
この感覚……。昔コミックマーケットに参加したときに、うだるような暑い気温の中ビッグサイトの外で死人のように列を作って並んでいる人たちを 尻目にサークルチケットを見せてさっさと中に入った記憶がよみがえる。

そしてこれだけでは終わらない上級国民。
搭乗ゲートでチケットをかざすとグローバルクラブ会員だけ音がちがう。ちょっと高級な音が鳴ります(笑)。

クラスJ
fig.座る席も高級(Class J)なやつ

さらに機内サービスで飲み物をくれますが、グローバルクラブ会員はキャビンアテンダントが「○○さま」と名前を呼んでくれます。

飛行機に乗るのに、こんなにストレスを感じない方法があったなんて……。
これが「日本の良さを感じる旅」なのか。すごいぞ!

コメント投稿

お名前
URL /
メールアドレス
(オプション)
コメント
今年の西暦

この記事のリンク用URL&トラックバックURL

http://xinn.mydns.jp/snapblog/travel/chugoku/20160211_01.htm

archives & comments

Month

Comments